葬儀に参列する際に持参する香典、知っているようで知らないことも多いのではないでしょうか。香典とは故人を哀悼する心を表す物です。葬儀や通夜に持参する場合は、不祝儀袋に現金を入れ、ふくさ等で包んで持参し受付に渡します。
受付で渡す際には、ふくさから袋を取り出して渡します。袋の表書きは宗教によって異なります。一般的には、仏式の場合は、「御霊前」「御香料」などです。「御仏前」は、四十九日以降の法要に用いるのが一般的ですが、浄土真宗では葬儀の際にも「御仏前」が用いられます。
神式の場合は、「御榊料」「玉串料」などです。キリスト教式の場合は、プロテスタントでは「お花料」、カトリックでは「お花料」の他に「御ミサ料」「御霊前」も用いることができます。金額に関しては、一般的には、両親の場合は10万円、兄弟は3万円、その他親戚は1万円、勤務先、取引先関係、友人知人等の場合は、5千円から1万円とも言われていますが、故人との関係の深さや社会的な立場によっても異なりますので、迷う場合には、同じような立場の方に相談するのもよいでしょう。
香典とは、お通夜や告別式などの葬儀に参列をする時にお線香や抹香の代わりにお供えをする現金のことです。9割以上の人が仏式のお葬式を行っているため、表書きは御香料、御香典などが一般的になっています。キリスト教や神式の葬儀の場合は少しマナーも違っており、蓮の絵が描かれている香典袋は使用できないので注意をして下さい。
平均的な金額の相場を知っておきたい人が増えています。故人との親しさの程度によっても違いますが、叔父や叔母、従妹、会社の上司などの場合は金額が高めになっています。叔父、叔母の場合は2万円から5万円前後になっており、従妹の場合は2万円から3万円、会社の上司や友人、知人の場合は5千円から一万円前後になっています。
兄弟姉妹の場合は、3万円から5万円前後になっています。表書きを書く時は薄墨の筆ペンを使って丁寧に書くようにして下さい。